上司と部下

職場の世代間ギャップにはこんなこともある!どうしたらいい?

職場にはさまざまな人が働いており、社員間の年齢が10歳20歳離れていることもあります。さまざまな年代が働く職場においては、ジェネレーションギャップが発生し、業務を進める上でマイナスの影響を与えていることも多いです。本記事ではビジネスの現場で、どのようなところで世代間のギャップが発生しているのか、また最近増えているテレワークではどのようなギャップが見られるのか紹介します。

職場でのコミュニケーションにおけるギャップ

若い社員と年高の社員との間で、そのギャップが目立つことといえばやはりコミュニケーションです。コミュニケーションでは知っている言葉の違いや、利用するツールの違いなどがギャップを生む傾向になっています。

自然なやりとりのつもりでかけた言葉によって微妙な雰囲気になってしまうことも多いです。「ちょっとコーヒーでも行こうか?」と先輩が声をかけると、「先輩、今は勤務時間です。あと、私はコーヒーは嫌いなので行きません」と冷たく返されたりします。「小休憩がてらお茶でも飲もう」と誘ったつもりでも、若い世代には「コーヒーに行く=喫茶店などでお茶を飲む」という認識がなく、お酒の席と同様、強制的な付き合いを求められていると感じてしまうのがその理由です。

コミュニケーション用のツールも大きく異なる

年高の人は直接の対話を好み、文章のやりとりもメールが主です。しかし、若い世代は文章でのコミュニケーションが主で、その手段もメールよりもSNSやチャットツールが多くなっています。また、年高の人には業務でスタンプや顔文字を使うことに抵抗がある人も多いですが、若い世代は頻繁に使いますし、SNSやチャットでテキストのみのやりとりをする人に「面白くない人」「怖い人」という印象を持つことも少なくありません。

テレワークだとお互いの反応が見えにくく、コミュニケーション上の誤解が大きな溝を生みかねません。年高の人がビデオ会議ツールの設定や準備に手間取っていて遅れてしまうと、若い世代は電話や他ツールでの確認なしに「会議は中止」と判断することもあります。そして、勝手な判断をしないよう指摘すると「遅れているのに連絡もない先輩や上司が悪い」と反論されて関係が悪くなるばかりです。

業務の認識におけるギャップ

業務において、認識の違いが仕事を妨げるケースもあります。たとえば、年高の世代では上司や先輩の仕事を手伝うことは、仕事を学ぶことや組織としての生産性向上のために大事なことで、率先して行なうべきことでした。しかし、若い世代の中には「コピーを取ってきて」と先輩に依頼されたときに「どうしてですか?それは私の仕事ではありません」と答える人が多くいます。議事録作成を依頼すると、会議のホワイトボードをスマホで撮影して後で参加者に配布するケースもあり、そうではないことを指摘するともめるケースもあるようです。

若い世代は「コスパ」を気にする人が多い

若い世代にとっての「コスパ」とは、自分にとってのコストパフォーマンスであり組織全体ではありません。経験の少なさから、短期的な効率性にこだわっているケースも多く見られます。そのため、自分に益がないと思われる仕事や、自分が向いていない仕事については強い拒否反応を示すことも多いです。「始業30分前には出社して皆の机を拭いたり一日の業務の整理をしたりする」といったことも「それは労働時間にカウントされるんでしょうか?されないなら嫌です」となってしまいます。

ギャップを超えるために、仕事の中で注意するべきこと

年高の世代と若い世代が、仕事をする中でそのギャップを超えるのは簡単なことではありません。ギャップの存在を認め、互いに歩み寄ることが大切です。

年高の人は自らの常識や価値観を押しつけず、取引先に接するように丁寧に接することから始めてみましょう

若い世代は常識や価値観の押しつけを嫌い、場合によってはパワハラだと感じてしまいますので気をつけてください。そして、その中でどのような点にギャップがあるのかを考えてみましょう。言葉の違い、ツールの違い、育ってきた環境や経験してきたものの違いなど、さまざまな点が見つかるはずです。接している中で、実は「成長意欲が強い」「構ってほしいと思っている」「仲間意識はある」など、表現の仕方は違えど共通点も見えてくるでしょう。何か仕事を依頼するときには「君の成長のためにも、この仕事は経験しておいた方がいい」など、ポジティブな面を刺激ながら「意味づけ」を行って依頼するのが効果的です

若い人は年高の人に対して堅い人、怖い人という印象を持ちやすいものですが、自分の物差しで測らないように注意しなければなりません

また、社会人の上司や先輩は自分より何でもよくできると思いすぎないよう注意しましょう。実際、上司や先輩よりも、若い社員の方がずっとよくできる業務も多いのです。しかし、年高の人の方がよくできる業務もたくさんあります。上司や先輩の業務には、組織への貢献度が大きな業務も多いため、尊重する気持ちを持つことが大切です。年高の人たちは基本的に「自分の成長を願ってくれている」ことを忘れてはいけません。ギャップを感じ、理解できない場合には、「反論する」のではなく「質問する」ように心がけましょう

ギャップをなくすのではなく、楽しんで「ダイバーシティ」を実現しよう

職場ではさまざまな年齢の人が一緒に働くため、世代間のギャップが生じるのは当然で、そのギャップへの対応こそが課題です。さまざまな年齢・性別・人種・状況の人が一緒に働く「ダイバーシティ」の実現のためには、互いへの理解と尊重が欠かせません。相手に自分の考えやルールを押しつけるのではなく、個人を尊重しながら理解し、間に生じるギャップを楽しんで自分の成長の糧とすることが大切です。

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