ついに次世代の採用手法が到来しました。その名もGoogleしごと検索(Google for jobs)。
日本の採用マーケットも採用難が続く中、救世主となりうるのか??
そもそも、Googleしごと検索ってなに?
Google しごと検索の効果事例
人材採用に関わる多くの方がGoogle しごと検索(Google for jobs)を導入することで採用広報がどのように変わるのか、応募効果はどうなのか、気になっていると思います。実際に、Google しごと検索を導入した企業が、その効果を報告しているため事例としてご紹介していきます。
Google しごと検索(Google for jobs)は2017年6月にアメリカでリリースされ、その後アフリカやヨーロッパの約100ヶ国に広がってサービスが提供されています。
ZipRecruiterの事例
Google しごと検索を活用してコンバージョン率を 4.5 倍に増加
ZipRecruiterとは、企業の求人情報を一度の投稿で複数のSNSやジョブボードへの掲載・配信する仕組みをとるアメリカの求人サービスの一つ。
Google for jobsの影響を受け、下記のように大きく成果を伸ばしています。
- Google 検索からのコンバージョン率は他の検索エンジンに比べて 3 倍
- Google オーガニック検索のコンバージョン率が以前の 4.5 倍に増加
- Google 検索から求人ページにアクセスしたユーザーの直帰率が 10% 低下
- 非ブランドキーワードの月間オーガニックトラフィックが 35% 増加
Jobrapido の事例
Google しごと検索の活用によりオーガニックトラフィックを 2 倍以上に増加
Jobrapido は、求人情報検索エンジンのグローバル リーダーとなっている企業の 1 つで、毎月 2,000 万件以上の求人情報を提供し、登録ユーザー数は 8,000 万人を超えます。
- オーガニックトラフィックが 115% 増加
- Google の新しい求人情報検索機能のリリース以降、オーガニックトラフィックからの新規ユーザー登録数が 270% 増加
- Google 検索から求人ページにアクセスしたユーザーの直帰率が 15% 低下
用語について
- コンバージョン:WEBサイトにおける最終成果ですね。この場合は応募数と考えて下さい。
但し、実際はその企業が何をもって“成果”とするかによります。
- オーガニックトラフィック:自然検索の数。広告やSNS経由でHPへ流入するのでなく、検索エンジンからの流入数。
- 直帰率:HPへ来たがすぐに帰ってしまうこと。目的違いなどと思って下さい。
これらの結果を見れば、Google しごと検索を導入したことで、検索ユーザーの行動の数・質ともに大幅に効果があがっていることがわかります。
Googleしごと検索の特徴
Google しごと検索はとにく目立つ!
Googleしごと検索は広告ではない
Indeedは求人情報サイトなので、結局は有料広告です。課金をすれば上位表示されるという仕組みになっています。
一方で、Googleしごと検索は広告ではありません。そのため、上位表示するために課金をするということは基本的にはできないといった特徴があります。
Indeedは一般検索(もしくはリスティング広告)での表示ですが、お金をかけなくても一般検索より比較的上位に表示されるのがGoogleしごと検索です。
求人情報の保存が可能
求人情報の中でも、「あとで、もっと詳しく見よう。」と感じれば、すぐに保存できるようになっています。Googleしごと検索の求人情報の右側のリボンのようなものをクリックすれば、保存が完了します。
保存された求人は、保存済みの中に管理されます。この機能を利用すれば、後日、求人を見失ってしまうことがありません。
条件に見合った求人が公開されるとメール通知が届く
Googleしごと検索には、アラート機能が搭載されています。自分の希望する条件と見合った求人が公開されると、メールで知らせてもらえます。そのため、新たな求人情報を見逃してしまうことがありません。