厚生労働省が29日発表した2月の有効求人倍率(季節調整値)は前月と同水準の1.63倍だった。求人と求職者ともに減少したが、求職者の減少率がやや大きかった。堅調な雇用環境を背景に就業が進んでいる。QUICKがまとめた市場予想の平均の中心値は1.63倍だった。
雇用の先行指標とされる新規求人倍率は2.50倍で前月から0.02ポイント上昇した。企業の新規求人(原数値)を業種別にみると、教育・学習支援業は10.7%増、建設業は5.8%増、医療・福祉は4.2%増となった。一方、製造業は3.4%減だった。正社員の有効求人倍率は1.15倍と前月から0.01ポイント上昇した。
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